外伝の問~京都で事件の二日目だ!
水野「うーおはよー・・・うわ、全然寝た気にならねえ」
葵「昨日の夜、見回りの先生が来るなんて高校生にもなって思ってもなかったよ。」
久保「あ、やはり来たんだね。」
葵「この年になってくると、もはやホラーだよね。」
久保「えっと確か朝食は7時だったかな・・・あれ・・・」
葵「どうしたんだい、久保君?」
久保「僕の着替えが・・・無い!」
どうやら久保君の朝の着替えに用意した服がバッグの中から無くなってしまったようだ。
葵「昨日の夜、睡眠する直前にはあったんだよね?」
久保「もちろん・・・確実にあった。」
葵「と、なると誰かに盗まれた・・・?」
久保「僕の着替えを盗む人なんて・・・ましては京都に・・・?」
水野「そういえば久保君のバッグかなり大きいね。」
久保「ああ、なにせあきひ・・・ゴホン、Fクラスにもお土産を買っていきたいからね。」
水野「と、なるとそこの上の空いてる押し入れに・・・」
ガラガラガラ
水野「・・・あった。」
久保「おお、ありがとう水野君!でもなぜ分かったんだい?」
水野「バッグにお土産をたくさん入れるってことで思いついたんだよ。お土産を詰めすぎて仕方ないから押し入れにいれたと考えただけだよ。」
葵「でも眠る直前にはあったって・・・」
水野「眠った後に気が付いたんだろう。」
葵「眠った・・・後?」
水野「ここにこのまま置いておくと見回りの先生が来た時にぐちゃぐちゃになる可能性があるからね。」
久保「そうだった・・・ような気がしてきた・・・」
水野「ほとんど寝てる状態での記憶なんて覚えてないこともあるだろうよ、仕方ないさ。」
そういうわけで着替え終わった水野達3人は食堂へ向かった。
京都に来たAクラスの二日目は班別行動だ。
優子の班は金閣寺へ向かった。
金閣寺は金の建物の周りが池で囲まれている。
水野「池・・・かぁ・・・(またあの惨劇が起きないようにしないとな・・・)」
優子「うわぁ~いつ見てもすごい金色ね~」
水野「そうだよな~」
安藤「ねえ優子・・・」コソコソ
優子「OK、分かったわ。」
水野「おい楓、またなんかたくらんでいるんじゃないだろうな?」
安藤「ち・・・違うわよ。」
水野「まぁなんでもいいが俺をまた水浸しにするなよ。」
優子「ちょっとここで待っててよ、私たちちょっと・・・」
水野「ん?」
優子「花を摘んで参りま~す。」
水野「なんだそりゃ、金閣寺に花なんて咲いてないぞ?」
安藤「んじゃ、そういうわけで~」
水野「???」
安藤「それにしても優子ちゃん花を摘むって何?私たちトイレに行きたいのよね?」
優子「トイレに行くことをお嬢様言葉かなんかで花を摘むって言うらしいのよ。」
安藤「あ~そういうことか。」
そして・・・
優子「それじゃ、戻りましょ。」
安藤「そうだね・・・・ってあっ!」
何かに気づいた安藤は走り始めた
優子「ちょっと楓ちゃん!?どこに行くのよ。」
そして安藤は木陰に隠れている。
どうやら一人の男を見ているようだ。
優子「どうしたの?」
安藤「あの男、怪しいね。」
優子「ん・・・まぁ確かに・・・キョロキョロしてるし。
安藤「あ、盗った!」
優子「スリだったのね。」
安藤「追いかけよう。」
優子「え・・・でも危ないんじゃ・・・あ、ちょっと楓ちゃん!!」
安藤は人ごみをすんなりよけながら尾行していってしまい優子は安藤とはぐれてしまった。
優子「どうしましょ・・・」
安藤「すいませんちょっといいですか?」
怪しい男「え?」
安藤「さっき、見ましたよ。」
怪しい男「な・・・なにを言い出すんだい君は。」
安藤「さっきの、盗ったところ、動画にとってありますよ。」
怪しい男「ちっ・・・仕方ねぇ!口封じしてやる!!」
安藤「そうはいくかっ!」
男の攻撃をかわす安藤、からの腹に2発パンチをお見舞いした!
が、しかしあまり効いては無く安藤は背中を殴られた!
怪しい男「よし・・・これで・・・」
逃げ出した!しかし・・・
安藤「うっ・・・!!まてっ!!!」
最後の気力で男の足を押さえ・・・
怪しい男「わっ!ちょっ!!あわわわわっ!!」ボシャーンッ!
安藤「うう・・・」バタン・・・
男を転倒させたのは良かったがそこで安藤は気絶してしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「楓ちゃん!!」「おい楓!!」
「安藤さん!」「しっかりするんだ!!」
安藤「・・・はっ!」水野「え・・・えぇ!?」
突如起き上がった。
だからちょうど真上にいた水野にいた水野に・・・
ゴチーンッ!!
水野「痛てぇぇぇぇぇ」バタン・・・
おでこが正面衝突してしまい水野が気絶しかけたがギリセーフ、急所は外れた。
安藤「痛たたたた・・・ごめん水野、大丈夫・・・?」
水野「あ・・・ああ、俺のことよりそれより安藤、お前大丈夫か?」
安藤「え?」
優子「ああ、花瓶の水がこぼれちゃってる!!」
安藤「あわわわわわ」
水野「お前なんでか知らんけど人気の少ないところで倒れてたんだぞ?」
安藤「あ・・・そうなの・・・?なんでだろう・・・?」
久保「その様子だと記憶が無いみたいだね。」
優子「まぁ良いわ。生きてただけで幸運よ。どうする?もう旅館に戻る?」
安藤「・・・いや、私は大丈夫だから!」
水野「絶対無理するなよ。」
優子「そうよ。命が一番大切なんだから。」
安藤「うん、でもホントに大丈夫だから。ありがとう。」
水野「それじゃあ・・・行くか。」
葵「そうだね。」
久保「ちなみに今、僕たちは龍安寺にいる予定の時刻なんだけど、班長どうします?」
優子「うーん、そうね・・・急いで龍安寺に行きましょ。」
そして優子の班は金閣寺を出ようとしたのだが・・・
葵「・・・あれ?あれは・・・」
観光客「キャーーーーッ!!!」
なんと金閣寺の池に人が浮いていた。
水野「大変だ!」
葵「水野くんは足の方を持ってくれ、僕は頭の方を持つ!」
葵と水野は急いで池に飛び込み浮いていた人を回収した。
葵「これは・・・久保君が警察に連絡して水野君は救急車を呼んでくれ。」
久保・水野「「分かった。」」
優子「どうしよう、応急処置とか・・・」
葵「ひとまずは人工呼吸だ。」
優子「え!?!?」
葵「まだ息はあるからな。」
優子「いやそうじゃなくて・・・そうであるわね。」
安藤「あれ?この人どこかで・・・うぅっ!」
そして・・・
綾小路「京都府警警部の綾小路(あやのこうじ)どす。あんたが第一発見者どすか?」
水野「あ、いえ、陸まで運んだのは僕と葵君ですが発見者は・・・葵君か?」
綾小路「まあ、あんた達ということどすね。」
鑑識「誰かと争ったような形跡がありますね・・・あと・・・」
安藤「あ・・・」
水野「楓?どうした?やっぱり痛いんだろ?」
安藤「あ、いや、大丈夫。」
綾小路「こら殺人未遂か・・・この敷地内を封鎖しろ。犯人はこの男と争った形跡があるはずだ!!」
安藤「・・・」
葵「なんだか話が大きくなってきたね・・・。」
優子「楓ちゃん?どうしたの?」
楓「あ・・・いや、大丈夫。」
水野「(なるほどな。)」
綾小路「金閣寺全体が犯行現場とは・・・。」
水野「警部さん、これは殺人未遂じゃありませんよ、事故です。」
綾小路「え?」
水野「犯人のバッグの中に財布、3つほど入ってますよね?それにどう見ても女物のも。」
綾小路「まぁそうどすけどそれがどうかしたさかいすか?」
水野「たぶんそいつはスリですよ。」
綾小路「そやけども女物と言うだけではスリとは・・・」
水野「男物の財布もありながら女ものの財布も入ってるというのも不自然ですが、池の中を調べてみてください。おそらく池の中には財布がたくさん落ちているでしょう。特に転落したところのあたりには。」
鑑識「綾小路警部!様々な柄の財布が池の中に落ちていました!」
水野「これでスリということは確実でしょう。」
綾小路「そうやね・・・となると争った形跡は正当防衛という可能性も・・・。」
水野「そうなのですが今のところ名乗り出る人がいないあたり・・・おそらく。」
綾小路「この現場にはもうおらん・・・か。」
水野「残念ですが・・・。」
そしてその後色々ありながらも捜査は打ち切られた。
優子「しまった・・・もう時間が・・・無いわ・・・。」
久保「仕方が・・・無い・・・かぁ・・・。」
水野「でもまぁ・・・、この夕日も、きれいじゃないか。」
葵「そうだね。まぁ普通じゃ味わえない経験をしたし、いいか。」
そして優子の班は旅館に戻った。
優子「私と葵くんは先生に到着したことを伝えてくるわ。」
久保「僕はバッグを取りに行ってくるよ。」
水野「はいよ。」
・・・・・・・
安藤「・・・。」
水野「花瓶の水がこぼれたのはある意味ラッキーだったな。」
安藤「え?」
水野「こぼれたおかげで制服をきれいさっぱり洗えたじゃないか。あのちょっとつちぼこりはらっただけなら確実に疑われてるからな。」
安藤「水野・・・気づいてたんだ、私があの人を転落させたこと・・・。」
水野「詳しくわ知らないがほとんど正当防衛だから大丈夫だろうよ。だけどちゃんと反省は・・・しようがないかもしれんが、尾行だとか追跡だとかあんまり危険なことするなよ。」
安藤「ありがとう。」
水野「後な・・・また俺はびしょ濡れだ。」
安藤「あ・・・そういえば池の中に助けに行ったの水野だもんねw」
こうして2日目の旅は幕を閉じた。
葵「昨日の夜、見回りの先生が来るなんて高校生にもなって思ってもなかったよ。」
久保「あ、やはり来たんだね。」
葵「この年になってくると、もはやホラーだよね。」
久保「えっと確か朝食は7時だったかな・・・あれ・・・」
葵「どうしたんだい、久保君?」
久保「僕の着替えが・・・無い!」
どうやら久保君の朝の着替えに用意した服がバッグの中から無くなってしまったようだ。
葵「昨日の夜、睡眠する直前にはあったんだよね?」
久保「もちろん・・・確実にあった。」
葵「と、なると誰かに盗まれた・・・?」
久保「僕の着替えを盗む人なんて・・・ましては京都に・・・?」
水野「そういえば久保君のバッグかなり大きいね。」
久保「ああ、なにせあきひ・・・ゴホン、Fクラスにもお土産を買っていきたいからね。」
水野「と、なるとそこの上の空いてる押し入れに・・・」
ガラガラガラ
水野「・・・あった。」
久保「おお、ありがとう水野君!でもなぜ分かったんだい?」
水野「バッグにお土産をたくさん入れるってことで思いついたんだよ。お土産を詰めすぎて仕方ないから押し入れにいれたと考えただけだよ。」
葵「でも眠る直前にはあったって・・・」
水野「眠った後に気が付いたんだろう。」
葵「眠った・・・後?」
水野「ここにこのまま置いておくと見回りの先生が来た時にぐちゃぐちゃになる可能性があるからね。」
久保「そうだった・・・ような気がしてきた・・・」
水野「ほとんど寝てる状態での記憶なんて覚えてないこともあるだろうよ、仕方ないさ。」
そういうわけで着替え終わった水野達3人は食堂へ向かった。
京都に来たAクラスの二日目は班別行動だ。
優子の班は金閣寺へ向かった。
金閣寺は金の建物の周りが池で囲まれている。
水野「池・・・かぁ・・・(またあの惨劇が起きないようにしないとな・・・)」
優子「うわぁ~いつ見てもすごい金色ね~」
水野「そうだよな~」
安藤「ねえ優子・・・」コソコソ
優子「OK、分かったわ。」
水野「おい楓、またなんかたくらんでいるんじゃないだろうな?」
安藤「ち・・・違うわよ。」
水野「まぁなんでもいいが俺をまた水浸しにするなよ。」
優子「ちょっとここで待っててよ、私たちちょっと・・・」
水野「ん?」
優子「花を摘んで参りま~す。」
水野「なんだそりゃ、金閣寺に花なんて咲いてないぞ?」
安藤「んじゃ、そういうわけで~」
水野「???」
安藤「それにしても優子ちゃん花を摘むって何?私たちトイレに行きたいのよね?」
優子「トイレに行くことをお嬢様言葉かなんかで花を摘むって言うらしいのよ。」
安藤「あ~そういうことか。」
そして・・・
優子「それじゃ、戻りましょ。」
安藤「そうだね・・・・ってあっ!」
何かに気づいた安藤は走り始めた
優子「ちょっと楓ちゃん!?どこに行くのよ。」
そして安藤は木陰に隠れている。
どうやら一人の男を見ているようだ。
優子「どうしたの?」
安藤「あの男、怪しいね。」
優子「ん・・・まぁ確かに・・・キョロキョロしてるし。
安藤「あ、盗った!」
優子「スリだったのね。」
安藤「追いかけよう。」
優子「え・・・でも危ないんじゃ・・・あ、ちょっと楓ちゃん!!」
安藤は人ごみをすんなりよけながら尾行していってしまい優子は安藤とはぐれてしまった。
優子「どうしましょ・・・」
安藤「すいませんちょっといいですか?」
怪しい男「え?」
安藤「さっき、見ましたよ。」
怪しい男「な・・・なにを言い出すんだい君は。」
安藤「さっきの、盗ったところ、動画にとってありますよ。」
怪しい男「ちっ・・・仕方ねぇ!口封じしてやる!!」
安藤「そうはいくかっ!」
男の攻撃をかわす安藤、からの腹に2発パンチをお見舞いした!
が、しかしあまり効いては無く安藤は背中を殴られた!
怪しい男「よし・・・これで・・・」
逃げ出した!しかし・・・
安藤「うっ・・・!!まてっ!!!」
最後の気力で男の足を押さえ・・・
怪しい男「わっ!ちょっ!!あわわわわっ!!」ボシャーンッ!
安藤「うう・・・」バタン・・・
男を転倒させたのは良かったがそこで安藤は気絶してしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「楓ちゃん!!」「おい楓!!」
「安藤さん!」「しっかりするんだ!!」
安藤「・・・はっ!」水野「え・・・えぇ!?」
突如起き上がった。
だからちょうど真上にいた水野にいた水野に・・・
ゴチーンッ!!
水野「痛てぇぇぇぇぇ」バタン・・・
おでこが正面衝突してしまい水野が気絶しかけたがギリセーフ、急所は外れた。
安藤「痛たたたた・・・ごめん水野、大丈夫・・・?」
水野「あ・・・ああ、俺のことよりそれより安藤、お前大丈夫か?」
安藤「え?」
優子「ああ、花瓶の水がこぼれちゃってる!!」
安藤「あわわわわわ」
水野「お前なんでか知らんけど人気の少ないところで倒れてたんだぞ?」
安藤「あ・・・そうなの・・・?なんでだろう・・・?」
久保「その様子だと記憶が無いみたいだね。」
優子「まぁ良いわ。生きてただけで幸運よ。どうする?もう旅館に戻る?」
安藤「・・・いや、私は大丈夫だから!」
水野「絶対無理するなよ。」
優子「そうよ。命が一番大切なんだから。」
安藤「うん、でもホントに大丈夫だから。ありがとう。」
水野「それじゃあ・・・行くか。」
葵「そうだね。」
久保「ちなみに今、僕たちは龍安寺にいる予定の時刻なんだけど、班長どうします?」
優子「うーん、そうね・・・急いで龍安寺に行きましょ。」
そして優子の班は金閣寺を出ようとしたのだが・・・
葵「・・・あれ?あれは・・・」
観光客「キャーーーーッ!!!」
なんと金閣寺の池に人が浮いていた。
水野「大変だ!」
葵「水野くんは足の方を持ってくれ、僕は頭の方を持つ!」
葵と水野は急いで池に飛び込み浮いていた人を回収した。
葵「これは・・・久保君が警察に連絡して水野君は救急車を呼んでくれ。」
久保・水野「「分かった。」」
優子「どうしよう、応急処置とか・・・」
葵「ひとまずは人工呼吸だ。」
優子「え!?!?」
葵「まだ息はあるからな。」
優子「いやそうじゃなくて・・・そうであるわね。」
安藤「あれ?この人どこかで・・・うぅっ!」
そして・・・
綾小路「京都府警警部の綾小路(あやのこうじ)どす。あんたが第一発見者どすか?」
水野「あ、いえ、陸まで運んだのは僕と葵君ですが発見者は・・・葵君か?」
綾小路「まあ、あんた達ということどすね。」
鑑識「誰かと争ったような形跡がありますね・・・あと・・・」
安藤「あ・・・」
水野「楓?どうした?やっぱり痛いんだろ?」
安藤「あ、いや、大丈夫。」
綾小路「こら殺人未遂か・・・この敷地内を封鎖しろ。犯人はこの男と争った形跡があるはずだ!!」
安藤「・・・」
葵「なんだか話が大きくなってきたね・・・。」
優子「楓ちゃん?どうしたの?」
楓「あ・・・いや、大丈夫。」
水野「(なるほどな。)」
綾小路「金閣寺全体が犯行現場とは・・・。」
水野「警部さん、これは殺人未遂じゃありませんよ、事故です。」
綾小路「え?」
水野「犯人のバッグの中に財布、3つほど入ってますよね?それにどう見ても女物のも。」
綾小路「まぁそうどすけどそれがどうかしたさかいすか?」
水野「たぶんそいつはスリですよ。」
綾小路「そやけども女物と言うだけではスリとは・・・」
水野「男物の財布もありながら女ものの財布も入ってるというのも不自然ですが、池の中を調べてみてください。おそらく池の中には財布がたくさん落ちているでしょう。特に転落したところのあたりには。」
鑑識「綾小路警部!様々な柄の財布が池の中に落ちていました!」
水野「これでスリということは確実でしょう。」
綾小路「そうやね・・・となると争った形跡は正当防衛という可能性も・・・。」
水野「そうなのですが今のところ名乗り出る人がいないあたり・・・おそらく。」
綾小路「この現場にはもうおらん・・・か。」
水野「残念ですが・・・。」
そしてその後色々ありながらも捜査は打ち切られた。
優子「しまった・・・もう時間が・・・無いわ・・・。」
久保「仕方が・・・無い・・・かぁ・・・。」
水野「でもまぁ・・・、この夕日も、きれいじゃないか。」
葵「そうだね。まぁ普通じゃ味わえない経験をしたし、いいか。」
そして優子の班は旅館に戻った。
優子「私と葵くんは先生に到着したことを伝えてくるわ。」
久保「僕はバッグを取りに行ってくるよ。」
水野「はいよ。」
・・・・・・・
安藤「・・・。」
水野「花瓶の水がこぼれたのはある意味ラッキーだったな。」
安藤「え?」
水野「こぼれたおかげで制服をきれいさっぱり洗えたじゃないか。あのちょっとつちぼこりはらっただけなら確実に疑われてるからな。」
安藤「水野・・・気づいてたんだ、私があの人を転落させたこと・・・。」
水野「詳しくわ知らないがほとんど正当防衛だから大丈夫だろうよ。だけどちゃんと反省は・・・しようがないかもしれんが、尾行だとか追跡だとかあんまり危険なことするなよ。」
安藤「ありがとう。」
水野「後な・・・また俺はびしょ濡れだ。」
安藤「あ・・・そういえば池の中に助けに行ったの水野だもんねw」
こうして2日目の旅は幕を閉じた。
by susira-menmenbaz
| 2016-04-03 17:19
| 外伝・オリジナル小説
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