ハッピーソング!第八話「全てのボクのようなロクデナシのために」
外にいる生徒
??「最近そこの部室、騒がしいですね。」
??「ああ、うるさくって寝れやしねぇ。」
??「原因はなんです?」
??「確か・・・軽音部だったかな。」
部室にて・・・
利明「よし、今日も練習だ。」
外、琴美は部室に向かう途中だった。
琴美「ん・・・?わっ!ちょ、離して!!」
??「ちょっとついてこい!!」
琴美「あなたたち何なのよ!」
??「お前たちがうるさくて眠れもしない奴らだよ~」
琴美「要するに不良ね・・・」
不良1「正解~」
琴美「ちゃんと部室でやっているんだからいいじゃない!」
不良2「つべこべ言うな!ボコされたいのか・・・!!おりゃっ!」
琴美「・・・!!」
バシ、ドン、ガーン
琴美「・・・あれ、無傷・・・」
??「ギタリストを襲って指とか手、けがしたらどう責任とってくれるつもりだったんだ?」
琴美「あ・・・あなたは・・・!利明君!!」
利明「大丈夫か?琴美?」
琴美「ええ、助かったわ。」
利明「そこの不良、なんで琴美を襲った?」
不良1「(もう一人の軽音部のヤツか・・・まぁさっきは不意打ち喰らっちまったが正面からならタイマンしても勝てるだろ・・・)」
琴美「私たちの音がうるさくて眠れないんだって。」
利明「そうか。」
すると利明は不良の目の前に立った。
不良2「な・・・なんだよ!」
利明「すまなかった。ただ俺たちも部活でやっているんだ、大目にみてくれないか?」
不良2「」バシッ!
琴美「利明君!」
利明は思いっきり腹にパンチをくらった。
利明「あんまりケンカは得意じゃねぇんだ・・・」
琴美「利明君ここは逃げましょ、先生に言えば済む話よ!」
不良3「おっと、逃がさないぜ!!」
利明「仕方ない、俺が不良をひきつけるから琴美はその間に生徒指導の先生の所に行ってくれ。」
琴美「だけど利明君が・・・」
利明「俺は大丈夫、たぶんな。」
不良2「かっこつけやがって、やっちまえ!!」
利明「頼むぞ琴美!!」
琴美「うん!」
そして不良3人VS利明のケンカが始まった。
利明「琴美の後は追わせない、そう約束したんだ!」
バシ、ドン、ガーン!
不良1「くそ~軽音部のくせにつええじゃねぇか・・・」
利明「なんでだろうな、力が沸いてくるんだよな。」
不良2「こいつなかなかやりますよ!ボス!」
ボス「俺の出番か。」
利明「うわ・・・強そう・・・っていうかこの学校にこんな人居たっけか?」
ボス「おりゃっ!」
利明は殴られ、凄いスピードで吹き飛ばされた。
利明「うぉぉぉぉ!!」
ボス「そんな突進効くかよ!」
利明「突進じゃないぜ・・・」
ボス「なにっ!?」
利明はそのまま足をつかんで転ばせた。
ボス「うわぁぁぁぁ・・・」ドン
利明「お前さんは体格が良すぎる。おかげで投げ飛ばした時のダメージがものすごい。」
琴美「先生、こっちです・・・って利明君!?」
利明「あ、やべ・・・」
先生「コラ!利明!お前何を!」
利明「正当防衛です先生!!」
ボス「利明さんっていうんですか?こんど別の高校の奴らとタイマンするんですけど助っ人に来てください!」
利明「ちょ、タイミングわるいな・・・」
先生「いいから全員生徒指導室に来なさい!!」
かくして、お説教を長々と聞いた利明はなんとか停学処分を免れた。
ついでに不良達からその強さに信頼を置かれ別の高校とのタイマンに行く代わりに騒音のことは大目に見てもらったとさ。
・・・・・・・え、タイマン行くの?
by susira-menmenbaz
| 2019-09-09 17:30
| ハッピーソング!シリーズ
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